股関節の痛みは体のSOS!

股関節は骨盤からの上半身の重みを支えている球関節という球状の関節ですが、左右の体のバランスの崩れや骨盤の異常、過剰な運動、偏った姿勢、老化、様々な腰周辺の疾病などで、痛みを発するようになります。

しかも、現代の社会、特に都会では、歩いたり体を動かすことが非常に少なくなったため、股関節と周囲の筋肉の力とバランスが低下した人が増加しています。

特に、不自然な姿勢で立ったまま・座ったままの仕事を続けますと、股関節と前後の筋肉へのストレスがますます増加し、これが引き金となって、少しの無理な作業やスポーツでも、多くの人が股関節を痛めてしまうわけです。

さらに、生活習慣病やストレスの増加で、股関節周辺以外の疾病が原因になっているケースも多いので、「単なる腰の疲れ」と素人考えで判断するのはとても危険といえましょう。

また、女性は男性より股関節が浅いうえに出産時に赤ちゃんを通すため股関節が外れるので、出産後も十分元に戻らず痛みが引かないケースが多いようです。

つまり、股関節の痛みは、悪い姿勢・運動不足・不規則な食生活・生活習慣の乱れ・産後の回復の遅れ・スポーツ・バレエなどの過激な運動等で痛み病んだ体の発する「SOS」といえますし、いくつもの要因が複雑に絡みあっていることが少なくありません。

ですから、股関節の痛みには股関節や周囲の筋肉以外の原因もありえますから、すぐ専門医の診断を受けて、根本的な原因を見つけて適切な治療をすることが大切です。

股関節の痛みの原因は複雑?

股関節の痛みの原因は、大きく2つに分けることが出来るでしょう。

まず1つは、股関節や周辺の筋肉・靭帯の異常が原因となっているもので、もう1つは、股関節の他の部位の症状・疾病が原因となっているものです。

股関節や周辺の筋肉・靭帯の異常が原因の股関節痛には、次のようなものがあります。

①変形性股関節症 (加齢・遺伝的要因などによって進行する、股関節の軟骨・筋肉・靭帯の変性変形です)
②股関節機能障害(骨盤と大腿骨間の股関節の嚊み合わせの異常で、過激な運動等で起きます)
③股関節周囲炎 (スポーツ選手に多く、急激に股関節を開くこと等で炎症を引き起こします)
④腸腰筋腱膜炎(急激なしゃがみ込み・ダッシュ運動などでよくおきます)
⑤股関節外側にある筋肉の肉離れ・弾発股(バレエダンサー等の開脚運動時、股関節がずれる感じの肉離れがおきます)
⑥その他、大腿骨頭壊死、大腿骨頚部骨折など

そして、股関節や周辺の筋肉・靭帯以外が原因となっているものには、

①腰椎椎間板ヘルニア、②坐骨神経痛など、③悪性腫瘍や骨への転移などがあります。

体の中心に位置する股関節や腰の痛みですから、上記以外にも様々な原因が考えられますので、早めに専門医の診断と適切な検査を受けて、最適な治療をすることが大切です。

股関節の痛みの治療とは

股関節自体や周辺の筋肉と腱が原因のケースでは、以下のような方法が一般的におこなわれています。

①股関節を傷めた直後の場合痛みと炎症を抑えることが最優先されますから、傷めた局部を冷やして、安静にすることが大切です。やせ我慢をして歩いたり、いためた股関節を無理に動かすと、症状を悪化させてしまいますから、極力動かないようにしましょう。

②完治への方法股関節を損傷すると、墓の身体の部分もゆがんだ格好になってくるので、腹・足腰・の筋肉まで緊張し、バランスが崩れやすくなります。股関節を損の痛みが長引き回復が遅れますと、股関節以外の他の部分にも痛みが広がってしまいます。
そこで、股関節自体の治療だけでなく、カイロプラクティック、マッサージ、ストレッチ、針灸などの治療で、身体全体の筋肉バランスも調えて、再発防止と痛みの解消をしていきます。

③再発防止の運動そして、股関節や周囲の筋肉・腱の損傷が回復し痛みが薄らいできたら、下肢・腹部・背部の筋力アップのストレッチやエクササイズをして、体全体の筋力やバランスを回復させていきましょう。それが、股関節の痛みの再発防止になるからです。